1.発展編の位置づけ

「コード進行作曲法」の「入門編」では、「コード進行」の基本的な部分について解説しました。
「入門編」の内容だけでも曲を作る事は可能ですが、みなさんが想像する日本のヒット曲のような曲を作るためには、まだ知識レベルが足りないと思います。
この「発展編」では「入門編」で触れられなかったより高度な「コード進行」のあれこれについて解説していきます。

2.発展編のテーマ

「コード進行」(発展編)は、以下のテーマを取り上げます。
各テーマはある程度、独立した内容になっていますのでどこから入っても大丈夫です。
興味のあるところから入ってください。

1.「コード」に合う「メロディー」の法則

この章では「入門編」の中で説明できなかった「コード」に合う「メロディー」の法則について説明していきます。
「コード」に合う「メロディー」かどうかは感覚的に解るので、みなさんのその感覚を頼りに自由に「メロディー」をあてはめて良いと思いますが、理屈を学ぶことでより戦略的に「メロディー」と「コード」の関係性を操れるようになってきます。
また「メロディー」だけ先に作って、それに合う「コード」が解らない。という状況の場合にはぜひこの「講義」を参考にしてください。
作った「メロディー」にフィットする「コード」を選択できるようになるための基礎知識がつく
はずです。

>>「「コード」に合う「メロディー」の法則」へ

2.代理コードの自然な順番

この章では「スリーコード」と「代理コード」の両方を使う場合の自然に聴こえる順番について解説していきます。
またこの章の中で、もっとも進行感の強いベース音の動きについても解説していきます。

>>「代理コードの自然な順番」へ

3.Sus4の使い方

「メジャー」でも「マイナー」でもないコード「Sus4」について解説していきます。
「Sus4」の使い方を覚えることで「メジャー」「マイナー」の響きだけでは実現できなかった新たな「コード進行」を作ることができるようになります。

>>「Sus4の使い方」へ

4.セカンダリードミナント

「セカンダリードミナント」は「ノンダイアトニックコード」の代表格で、使い方を覚えると一気に作曲の幅が広がります。
「セカンダリードミナント」を使いこなして、「曲」に「ダイアトニックコード」にはない微妙なニュアンスを加えていきましょう。
またこの章の中で、「ドミナントモーション」についても解説していきます。

>>「セカンダリードミナント」へ

5.基本のテンション9th

「コード」に緊張感を与える「テンション」の中で、もっとも使いやすい「9th」について解説していきます。
「9th」は「ダイアトニックコード」にきらびやかなイメージを加えてくれるとても頼もしいテンションです。
また「ダイアトニックコード」との相性も良いので気軽に試せます。「9th」の使い方を覚えて「曲」を装飾していきましょう。

>>「基本のテンション9th」へ

6.サブドミナントマイナー

「ダイアトニックコード」に新たな彩を加えられるうえに「サブドミナント」を配置していた場所に代わりに配置できるという使いやすい便利なコード「サブドミナントマイナー」について説明します。
「サブドミナントマイナー」を使いこなすことで、単調な「コード進行」にアクセントを加えられます。

>>「サブドミナントマイナー」へ

7.メロディーを揺らす

この章では「メロディー」の発音タイミングをずらす方法「シンコペーション」「アンティシペーション」「弱起」について解説していきます。
「メロディー」の発音タイミングを工夫することで、自然でありながら印象深いメロディーを作れるようになってきます。

>>「メロディーを揺らす」へ

8.分数コード

「コード」のベース音を変更する「分数コード」について、その使い方を具体例を挙げて説明します。
「分数コード」を使うことで、いつもの「コード進行」に新しいニュアンスを加えられるようになります。
ぜひ使い方をマスターしていきましょう。

>>「分数コード」へ

9.ディミニッシュ

その独特な響きゆえに初心者は敬遠してしまいがちな「ディミニッシュ」について、その特性と使いどころについて具体例をあげながら解説していきます。
またこの章の中で「ディミニッシュセブンス」に対するよくある誤解について解説していきます。
「ディミニッシュ」を用いることで「コード進行」を装飾していくことができるようになりますので、この章で使い方を学習してみてください。

>>「ディミニッシュ」へ

10.裏コード

ドミナントセブンスの代理コードとなる「裏コード」について、解説します。
「裏コード」は「ドミナントセブンス」に対して最も遠い位置にいる「メジャーセブンスコード」です。
音階にない音を複数含むことになることもあって扱いが難しいコードですが、うまくフィットすれば印象的な「コード進行」を作ることができます。

>>「裏コード」へ

11.どのコードから始めるべきか?

「Aメロ」「Bメロ」「サビ」といった各ブロックは、最初に鳴らすコードによって大きくその印象が変わります。
フレーズに対する「コード進行」ができるようになったら、今度は曲全体の構成を考えて戦略的に「コード」を割り当てていきましょう。

>>「どのコードから始めるべきか?」へ

12.まとめ

「コード進行作曲法」(発展編)のまとめとして、この「コード進行作曲法」(発展編)で学んだ事の活かし方について説明しています。

>>「コード進行作曲法(発展編)のまとめ」へ

>>「「コード」に合う「メロディー」の法則」へ