コード進行ランキング選定方法

このコード進行一覧を作成するにあたって、J-POPのヒット曲の中から50曲を抽出し、その曲の中で実際に利用されているコード進行を洗い出す。という調査を行いました。
調査結果の中から、利用頻度の高かった順に12個の「コード進行」を紹介していきます。
そういった手順で作られた一覧ですので、この一覧は今のJ-POPのヒット曲で実際に使われている「コード進行」のランキングに近いものになっていると思います。
ご紹介する「コード進行」それぞれに対して、実際にJ-POPにおいて利用されている箇所を例示していきます。
今回は初心者の方でも解りやすいように「C調」に移調して掲載しています。
また調査にあたって、マイナーセブンスと、細かいテンションはあってもなくても同じものとして集計しました。
よって、例えば、紹介されているコード表記が「Em」となっていても、実際の楽曲では「Em7」になっていたり、その他のテンションがついて演奏されている場合がありますので、ご了承ください。
紹介する「コード進行」のサンプル動画の作成には、弊社のiPhoneアプリ「Meloko」を使いました。
もしiPhoneをお持ちであれば、弊社のアプリ「Meloko」にも興味を持って頂ければ嬉しく思います。

それではJ-POPの調査結果に基づく「コード進行ランキング」をどうぞ。

【1位】J-POP進行

コード進行(C調)

F ⇒ G ⇒ Em ⇒ Am

ディグリー表記

Ⅳ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅲ ⇒ Ⅵ

楽譜表記(C調)

F-G-Em-Am

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星3
Bメロ星4
サビ星5

特徴

まずこの「コード進行」は「F:サブドミナント」で始まって、浮遊感を演出します。
次の「G:ドミナント」へ進行して力強さを出していきます。
その後、トニック代理コードの「Em」「Am」とマイナーコードを続けることで、メジャースケールの中にもの悲しさを織り交ぜた絶妙なイメージを演出するバランスのとても良い「コード進行」になっています。
この「コード進行」については、J-POPの歴史の中で、最も使われたコード進行ではないか?
と思うくらい、多くの日本人に愛されてきました。
今回の調査で、その勢いが今でも健在であることが示されたと思います。

J-POPでの利用シーン

この「コード進行」のJ-POPでの利用シーンは、下記のリンクで確認できます。
リンク先で表示されるコード譜で、C調に直して確認するには「カポ:X」の部分を参考にしてください。
リンク先の「カポ」のコンボボックスをこの数字に合わせると、コード進行を「C調」で確認できます。

【1】「君はロックを聴かない」by:あいみょん の「イントロ」
(カポ:-7)

【2】「君はロックを聴かない」by:あいみょん の「サビ」
(該当箇所の歌詞:君はロックなんか聴かない)
(カポ:-7)

【3】「夜にかける」by:YOASOBI の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:いつだってチックタックと)
(カポ:-3)

【4】「夜にかける」by:YOASOBI の「サビ」
(該当箇所の歌詞:沈むように溶けてゆくように)
(カポ:-3)

【5】「別の人の彼女になったよ」by:wacci の「サビ」
(該当箇所の歌詞:あなたも早くなってね)
(カポ:-2)

【6】「かくれんぼ」by:優里 の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:君はまたねって言ったよね)
(カポ:-9)

【7】「キュン」by:日向坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:君のその仕草に萌えちゃって)
(カポ:-4)

【8】「猫」by:DISH の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:機能のことなど幻だと思おう)
(カポ:-3)

【2位】4156進行

コード進行(C調)

F ⇒ C ⇒ G ⇒ Am

ディグリー表記

Ⅳ ⇒ Ⅰ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅵm

楽譜表記(C調)

F⇒C⇒G⇒Am

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星4
Bメロ星4
サビ星4

特徴

「F:サブドミナント」の浮遊感から始まって、変終止によって静かに着地。
そして「G:ドミナント」からもの悲しい「Am」へ向かっていくというメジャースケールでありながら、哀愁を漂わせそれでいて泥臭くなりすぎない絶妙な「コード進行」になっています。
「J-POP進行」が押しのコード進行なら、こちらは少し引きのコード進行かと思います。
その利用用途は幅広く「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「間奏」とオールラウンドに活躍しています。
ディグリーネームが「Ⅳ ⇒ Ⅰ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅵm」となっていることから「4156進行」と呼ばれています。

J-POPでの利用シーン

【1】「まちがいさがし」by:菅田将暉 の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:ふさわしく笑いあえること)
(カポ:-2)

【2】「Lemon」by:米津玄師 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:あの日の悲しみさえ)
(カポ:+1)

【3】「きらきら」by:もさを。 の「Dメロ」
(該当箇所の歌詞:始まりはいつも突然)
(カポ:+1)

【4】「ブルーベリー・ナイツ」by:マカロニえんぴつ の「サビ」
(該当箇所の歌詞:冷めないで消えないで)
(カポ:-5)

【5】「アイネクライネ」by:米津玄師 の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:あたしあなたに会えて)
(カポ:-1)

【6】「かくれんぼ」by:優里 の「間奏」
(該当箇所の歌詞:グッバイ の後)
(カポ:-9)

【3位】J-POP進行(改:セカンダリードミナント和え)

コード進行(C調)

F ⇒ G ⇒ E ⇒ Am

ディグリー表記

Ⅳ ⇒ V ⇒ Ⅲ ⇒ Ⅵm

楽譜表記(C調)

F⇒G⇒E⇒Am

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星3
Bメロ星3
サビ星5

特徴

このコード進行は「J-POP進行」の3番目のコードを「Em」からセカンダリードミナントの「E」に置き換えた「コード進行」です。
「J-POP進行」の「F:サブドミナント」の浮遊感から「G:ドミナント」へ力強く進行していくところは同じですが、ここで、セカンダリードミナントの「E」がきます。
この「E」の構成音であるスケールにない「ソ#」が加わることで、いっきに緊張感を増していきます。
「J-POP進行」のバランスの良さに、さらにセカンダリードミナントの緊張感を加えたとても贅沢な「コード進行」になっています。
緊張感がとても高い「サビ」を作るのにもってこいの「コード進行」ですが「Aメロ」「Bメロ」でも活躍しています。

J-POPでの利用シーン

【1】「貴方解剖純愛歌~死ね~」by:あいみょん の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:あなたはもう二度と)
(カポ:-7)

【2】「こんなに好きになっちゃっていいの?」by:日向坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:その突き当たりは何がまっているのでしょうか)
(カポ:-5)

【3】「香水」by:英人の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:君とはもう三年くらい)
(カポ:-3)

【4】「香水」by:英人の「サビ」
(該当箇所の歌詞:人を傷つけてまた泣かせても)
(カポ:-3)

【5】「猫」by:DISH//の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:君の顔なんて忘れてやるさ)
(カポ:-3)

【6】「黒い羊」by:欅坂46の「サビ」
(該当箇所の歌詞:全員が納得するそんな答え)
(カポ:-4)

【4位】小室進行

コード進行(C調)

Am ⇒ F ⇒ G ⇒ C

ディグリー表記

Ⅵm ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅰ

楽譜表記(C調)

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星4
Bメロ星3
サビ星4

特徴

1990年代に小室哲哉さんが多用したことから「小室進行」と呼ばれている「コード進行」です。
仕組みとしては、「コード進行作曲法(入門編)」の「基本の3和音C・F・G」の中で「コード進行」における「起承転結」として紹介している「C⇒F⇒G⇒C」を一ヶ所だけ変更し、先頭を「C:トニック」ではなく、代理コードの「Am」で始めるというものです。
この一ヶ所の変更によって、「起承転結」ではあるが「単純」というイメージを持ち合わせていた「C⇒F⇒G⇒C」を、ドラマチックなストーリーを感じさせる「コード進行」へと昇華させていると思います。
もの悲しい「Am」から始まって、すぐさま聴き慣れた「F⇒G⇒C」と続けることで、リスナーに大きな「安心感」を与える「コード進行」になっていると思います。

J-POPでの利用シーン

【1】「花に亡霊」by:ヨルシカ の「サビ」
(該当箇所の歌詞:言葉をもっと教えて)
(カポ:-4)

【2】「白日」by:King Gnu の「サビ」
(該当箇所の歌詞:真っ新に生まれ変わって)
(カポ:-1)

【3】「夜明けまで強がらなくていい」by:乃木坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:光はどこにある)
(カポ:+1)

【4】「炎」by:LiSA の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:さよならありがとう)
(カポ:-2)

【5】「炎」by:LiSA の「サビ」
(該当箇所の歌詞:僕たちは燃えさかる)
(カポ:-4)

【6】「別の人の彼女になったよ」by:wacci の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:キスや態度だけで)
(カポ:-2)

【5位】期待感どきどき進行

コード進行(C調)

Am ⇒ Em ⇒ F ⇒ G

ディグリー表記

Ⅵm ⇒ Ⅲm ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅴ

楽譜表記(C調)

Am⇒Em⇒F⇒G

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星3
Bメロ星5
サビ星3

特徴

このコード進行は、もの悲しい「Am」から始まって、そしてベース音の「ミ」⇒「ファ」⇒「ソ」というスケールに沿った上昇
次に、来るぞ!来るぞ!と言わんばかりに「期待感」を高めます。
「Bメロ」での「サビ」への導入部分もしくは「サビ」の中の盛り上がる部分へのつなぎとして、とても活躍している「コード進行」です。

J-POPでの利用シーン

【1】「さよならエレジー」by:菅田将暉 の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:僕はいま無口な空に)
(カポ:-1)

【2】「さよならエレジー」by:菅田将暉 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:愛が僕に噛みついて離さない)
(カポ:-1)

【3】「恋人ごっこ」by:マカロニえんぴつ の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:余計な荷物に)
(カポ:-1)

【4】「マリーゴールド」by:あいみょん の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:目の前でずっと)
(カポ:-2)

【5】「紅蓮華」by:LiSA の「Cメロ」
(該当箇所の歌詞:水面下で絡まる善悪)
(カポ:-7)

【6】「ヒロイン」by:back number の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:白い空から雪が落ちた)
(カポ:-7)

【6位】涙をぬぐって前へ進め進行

コード進行(C調)

F ⇒ G ⇒ Am ⇒ Em

ディグリー表記

Ⅳ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅵm ⇒ Ⅲm

楽譜表記(C調)

F⇒G⇒Am⇒Em

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロrating-2
Bメロ星3
サビ星5

特徴

この進行は「J-POP進行」と同じように、浮遊感のある「F:サブドミナント」から始まって、「G:ドミナント」へ力強く進行していきます。
「J-POP進行」と違うのは次の「Am」で、Amへ進むことで、ベースラインが「ファ」⇒「ソ」⇒「ラ」と、スケール音に沿った上昇を作っています。
このベースラインの上昇がなんとも言えない高揚感を作り出し、「コード進行」全体で、涙をぬぐいながら前へ進むような、悲しい響きながらも力強さを感じるイメージになっています。
この「コード進行」は、その響きから主に「サビ」で使われています。

J-POPでの利用シーン

【1】「SPARK-AGAIN」by:Aimer の「サビ」
(該当箇所の歌詞:灰も焦がすなよ愛をみせるから)
(カポ:-9)

【2】「紅蓮華」by:LiSA の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:強くなれる理由を知った)
(カポ:-7)

【3】「紅蓮華」by:LiSA の「サビ」
(該当箇所の歌詞:どうしたって消さない夢も止まれない今も)
(カポ:-7)

【4】「黒い羊」by:欅坂46 の「イントロ」
(カポ:-4)

【5】「黒い羊」by:欅坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:黒い羊そうだ僕だけがいなくなればいいんだ)
(カポ:-4)

【7位】物語の導入進行

コード進行(C調)

C/E ⇒ F ⇒ G ⇒ Am

ディグリー表記

I/Ⅲ ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅵm

楽譜表記(C調)

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星5
Bメロ星4
サビrating-2

特徴

この「コード進行」で特徴的なのは、最初の「C/E」で、「C:トニック」のベース音を「C」ではなく「E」に変更することで、「C」と「Em」の中間のような神秘的な響きを作り出しています。
またベース音を「E」に変えたことによって、ベース音に「ミ」⇒「ファ」⇒「ソ」⇒「ラ」というスケールに沿った上昇の動きを作り出しており、「コード進行」全体に美しさを加えています。
この「コード進行」は、これから物語が始まりますよ。といったような導入に適したコード進行で「イントロ」「Aメロ」に多く使われています。

J-POPでの利用シーン

【1】「ブルーベリー・ナイツ」by:マカロニえんぴつ の「イントロ」
(カポ:-5)

【2】「ブルーベリー・ナイツ」by:マカロニえんぴつ の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:傷つかないための気付かないふりばかりだ)
(カポ:-5)

【3】「SPARK-AGAIN」by:Aimer の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:「どうかしてる」って言うけど)
(カポ:-9)

【4】「アカシア」by:BUMP OF CHICKIN の「イントロ」
(カポ:-7)

【5】「アカシア」by:BUMP OF CHICKIN の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:透明よりも)
(カポ:-7)

【8位】控え目進行

コード進行(C調)

Am ⇒ G ⇒ F ⇒ C

ディグリー表記

Ⅵm ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅰ

楽譜表記(C調)

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星4
Bメロ星3
サビ星4

特徴

このコード進行は「小室進行」と同じように「Am」から始まって、最終的に「C」に落ち着く前向きなストーリー感を出しますが、特徴的なのは先頭のベース音で、「ラ」⇒「ソ」⇒「ファ」と下降していくことで、美しさを演出しています。
また「C:トニック」への解決も「ドミナントモーション」ではなく、「変終止」になるため、静かに着地します。
前に出すぎない控え目な「小室進行」という感じです。
「イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」とオールラウンドに活躍しています。

J-POPでの利用シーン

【1】「Lemon」by:米津玄師 の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:夢ならば)
(カポ:+1)

【2】「クリスマスソング」by:back number の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:聖夜だなんだと繰り返す)
(カポ:-4)

【3】「まちがいさがし」by:菅田将暉 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:君の目が貫いた)
(カポ:-2)

【4】「炎」by:LiSA の「イントロ」
(カポ:-2)

【9位】ぐいぐい盛り上げ進行

コード進行(C調)

Dm ⇒ Em ⇒ F ⇒ G

ディグリー表記

Ⅱm ⇒ Ⅲm ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅴ

楽譜表記(C調)

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ★1
Bメロ星5
サビ星3

特徴

この進行は「Dm」サブドミナント代理で始まり、浮遊感がありながら少し暗い雰囲気で幕を開けます。
そして、ベース音に「レ」⇒「ミ」⇒「ファ」⇒「ソ」というスケールに沿った上昇をとることで、これでもか、これでもかとサウンドをぐいぐい盛り上げていく、盛り上げ感マックスのコード進行になっています。
「Bメロ」もしくは「サビ」の盛り上がり部分に多用されています。

J-POPでの利用シーン

【1】「きらきら」by:もさを。 の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:甘い泡が宙で弾ける音に恋焦がれて)
(カポ:+1)

【2】「アイネクライネ」by:米津玄師 の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:あなたにあたしの思いが全部伝わって)
(カポ:-1)

【3】「かくれんぼ」by:優里 の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:僕を一人置いていくなんて間違ってるよ)
(カポ:-9)

【4】「キュン」by:日向坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:ビリビリしたよ)
(カポ:-4)

【10位】マイナードミナントモーション拝借進行

コード進行(C調)

F ⇒ E7 ⇒ Am ⇒ C

ディグリー表記

Ⅳ ⇒ Ⅲ7 ⇒ Ⅵm ⇒ Ⅰ

楽譜表記(C調)

F⇒E7⇒Am⇒C

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星2
Bメロ星3
サビ星5

特徴

このコード進行は「F:サブドミナント」の浮遊感のある響きから始まって、セカンダリードミナントの「E7」から「Am」と進みます。
この「E7」⇒「Am」という進行は、平行調の「Am」のドミナントモーションで、部分的に転調しているとも言えると思いますが、メジャースケールから異世界へ出かけて行ってまたもどってくるような不思議な感覚を与えてくれる、おしゃれな「コード進行」になっています。
「サビ」を中心に幅広く活躍している「コード進行」です。

J-POPでの利用シーン

【1】「キュン」by:日向坂46 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:あっという間に虜になった)
(カポ:-4)

【2】「ハッピーエンド」by:back number の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:平気よ大丈夫だよ)
(カポ:-9)

【3】「夜にかける」by:YOASOBI の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:「さよなら」だけだった)
(カポ:-3)

【4】「ブルーベリー・ナイツ」by:マカロニえんぴつ の「サビ」
(該当箇所の歌詞:運命の誰かあたしを)
(カポ:-5)

【11位】逆行進行

コード進行(C調)

C ⇒ G ⇒ F ⇒ C

ディグリー表記

Ⅰ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅳ ⇒ C

楽譜表記(C調)

C⇒G⇒F⇒C

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星5
Bメロ星1
サビ星5

特徴

このコード進行は「C:トニック」から「G:ドミナント」へ進んで、そのあと「F:サブドミナント」へ進みます。
本来の「F:サブドミナント」⇒「G:ドミナント」を逆行することで、ちょっと反抗しているような荒々しさを出しています。
またメジャーコードだけで構成されているのも、荒々しさに磨きをかけています。
ほんの少し突っ張った感じを出すシーンで、利用されている「コード進行」です。

J-POPでの利用シーン

【1】「裸の心を」by:あいみょん の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:いったいこのままいつまで)
(カポ:-8)

【2】「裸の心を」by:あいみょん の「サビ」
(該当箇所の歌詞:この恋が実りますように)
(カポ:-8)

【3】「猫」by:DISH// の「サビ」
(該当箇所の歌詞:君がいなくなった日々も)
(カポ:-3)

【4】「貴方解剖純愛歌~死ね~」by:あいみょん の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:あなたの両腕を切り落として)
(カポ:-7)

【12位】起承転結進行

コード進行(C調)

C ⇒ F ⇒ G ⇒ C

ディグリー表記

Ⅰ ⇒ Ⅳ ⇒ Ⅴ ⇒ Ⅰ

楽譜表記(C調)

C⇒F⇒G⇒C

サウンド

各パートでのマッチ度

Aメロ星5
Bメロ星1
サビ星3

特徴

このコード進行は「コード進行作曲法(入門編)」の「基本の3和音C・F・G」の中で「コード進行」における「起承転結」として紹介している「C⇒F⇒G⇒C」そのままです。
「入門編」の中では、この「コード進行」は「起承転結」でありながら少し「単純」なイメージがあるので、少し変えて使った方が良いということをお勧めしていますが、「J-POPでの利用シーン」を見てもらうとわかるとおり、むしろ、この「単純」というイメージを活かす形で利用されています。

J-POPでの利用シーン

【1】「キンモクセイ」by:オレンジスパイニクラブ の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:ああでもないこうでもない)
(カポ:-5)

【2】「キンモクセイ」by:オレンジスパイニクラブ の「Bメロ」
(該当箇所の歌詞:信号のない十字路)
(カポ:-5)

【3】「点猫の唄(feat. 井上苑子)」by:Mrs. GREEN APPLE の「Aメロ」
(該当箇所の歌詞:あなたの声で解れてゆく)
(カポ:0)

【4】「きらきら」by:もさを。 の「サビ」
(該当箇所の歌詞:きらきらと眩しいあなたに)
(カポ:+1)

まとめ

今回の「コード進行ランキング」いかがでしたでしょうか?
ここに挙げた「コード進行」はいずれも「J-POP」で多用されている「コード進行」であることは間違いないので、これらの「コード進行」をふんだんに使っていけば日本人に愛される「J-POP」のヒット曲のような曲に仕上げることができると思います。

ここで紹介した「コード進行」にメロディーをのせてみたり、あれこれ改造して試してみたい場合で、iPhoneをお持ちであれば、弊社のアプリ「Meloko」をお使い頂くのが良いと思います。
「Meloko」であれば、コードパネルよりお好きなコードをポンポンとタップしていくだけで「コード進行」を試していくことができます。
「コード進行」を軸とした「歌」の骨格を作るのに、適したアプリになっていますので、ぜひご活用ください。

メロコ~iPhone用作曲アプリアイコン
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