概要
「Meloko」のメイン画面で右上のボタンから「編集」⇒「一括編集」とタップしていくと6つの選択肢が表示されます。
これらの機能の使い方について解説していきます。
小節を追加
「小節を追加」ボタンは、楽譜の途中に何もない小節を追加する場合に使います。
「Aメロ」の前に「イントロ」を追加する。「Aメロ」「サビ」の間に「Bメロ」を追加するなど、そういった用途で使います。
具体的な作業手順を示します。
小節を追加したい位置をタップしてカーソルを移動します。
この時、画面上「挿入位置▶」と表示されている位置が、実際に小節が追加される位置になります。
「挿入位置▶」は、小節の先頭にしか置けません。
もしも小節の先頭以外にカーソルを合わせた場合、自動的にその小節の先頭に合わせられます。
もし小節の追加したい位置が何小節目なのか解っている場合には小節の表示をタップします。
こうすることで、追加すべき位置を数字で選択することができます。
(補足)
この数値を直接選択する機能は「一括編集」の全ての機能で使えます。
挿入位置が決まったら「次へ▶」をタップして、「挿入小節数」を選択する画面へ移動します。
「小節」をタップします。
小節を選択するドラムが表示されます。
追加したい小節数を選び「選択」ボタンをタップします。
この内容で良ければ「実行」をタップして完了させます。
小節の挿入時に数秒間、画面がロックされた状態になる場合があります。
小節を削除
「小節を削除」ボタンは、要らなくなった小節を削除します。
(補足)
前述の「小節を追加」機能で間違えて小節を追加してしまって消したいという場合には、この機能ではなく「UNDO」機能で元に戻す方が楽です。
「小節を削除」の具体的な手順について説明します。
「小節を削除」は、削除する小節の「開始位置」と「終了位置」を指定して削除を行います。
まずは削除する小節の開始位置を指定します。
この時、画面上「開始位置▶」と表示されている位置が実際に小節を削除する範囲の先頭になります。
「開始位置▶」は、小節の先頭にしか置けません。
もしも小節の先頭以外にカーソルを合わせた場合、自動的にその小節の先頭に合わせられます。
開始位置が決まったら「次へ」をタップして「終了位置」の設定画面へ遷移させます。
終了位置にカーソルを合わせます。
この時「終了位置▶」と表示されている位置が、小節を削除する範囲の最後になります。
「終了位置▶」は、小節の最後にしか置けません。
もしも小節の途中を選択した場合、その小節の最後に自動的に補正されます。
終了位置が確定したら「実行」をタップします。
小節の一括削除時に数秒間画面がロックされた状態になる場合があります。
なお複数の小節にまたがる演奏パターンの途中に「開始位置▶」「終了位置▶」を置いて小節の削除を行った場合、削除後に演奏パターンとして成り立たなくなるようなケースはエラーになります。
その場合「開始位置」「終了位置」を変えるか、「開始位置▶」「終了位置▶」を置いた小節の「コード」を削除してからもう一度、処理を行ってください。
要素を削除
「要素を削除」ボタンは、小節はそのままで「音符」「コード」「マーカー」「歌詞」を、一括消去する場合に使います。
具体的な利用方法を説明していきます。
まず要素を削除したい範囲の先頭をタップして、カーソルを合わせます。
「開始位置▶」と表示されている場所が、要素の削除範囲の先頭になります。
「開始位置▶」が決まったら「次へ」をタップし「終了位置」の設定画面へ遷移させます。
要素を削除したい範囲の終了位置をタップしてカーソルを移動します。
「終了位置▶」と表示されている場所までが、要素が削除される範囲になります。
終了位置が定まったら「次へ」をタップし削除対象を選択する画面へ遷移させます。
削除する要素をチェックします。
「メロディー」だけ「歌詞」だけ「コード」だけなど、好きに削除対象を選べます。
削除する対象が確定したら「実行」をタップします。
(補足)
削除の対象は選択された範囲に、開始タイミングがあるものになります。
コピー・貼り付け
「コピー・貼り付け」ボタンは、小節はそのままで「音符」「コード」「マーカー」「歌詞」を一括コピーする場合に利用します。
同じフレーズやコード進行を繰り返すような場合に使います。
具体的な利用方法を説明します。
コピーしたい範囲の先頭をタップして、カーソルを合わせます。
「開始位置▶」と表示されている位置がコピー範囲の先頭位置になります。
コピーしたい範囲の先頭が決まったら「次へ」をタップし「終了位置」を選択する画面へ遷移させます。
コピーしたい範囲の終了位置を選択します。
「終了位置▶」と表示されている場所がコピー範囲の終了位置になります。
コピーしたい範囲の終了位置がこれで良ければ「次へ」をタップし「貼り付け位置」の選択画面へ遷移させます。
要素を貼り付けたい位置にカーソルを移動します。
「貼り付け位置▶」と表示された位置がコピーした内容を貼り付ける位置になります。
「貼り付け位置」が良ければ「次へ」をタップし貼り付け対象を選択する画面へ遷移させます。
コピーして貼り付ける対象を選択します。
貼り付け対象が良ければ「実行」をタップします。
(補足1)
「対象」として選択された要素で、貼り付け後の範囲にある要素は削除されます。
(補足2)
コピー対象となるのは、その要素の先頭が「開始位置▶」「終了位置▶」の間にある要素です。
(補足3)
対象に「コード」を含む場合は「開始位置▶」「終了位置▶」のいずれもコードの途中に置けません。
実行時に以下のようなエラーになります。
この場合「開始位置▶」「終了位置▶」をコードの開始位置、終了位置と合わせてください。
コピー・挿入
「コピー・挿入」ボタンは、小節の挿入と要素のコピーを一括で行う機能です。
(「小節を追加」⇒「コピー・貼り付け」と2段階で行っても結果は同じです。)
「Aメロ」「Bメロ」「サビ」のブロックをまるごともう一つ作るといったような大規模なコピーで使います。
具体的な利用方法を説明します。
コピーしたい範囲の先頭をタップして、カーソルを合わせます。
この時、画面上「開始位置▶」と表示されている位置が、実際に小節を削除する範囲の先頭になります。
「開始位置▶」は、小節と先頭にしか置けません。
もしも小節の先頭以外にカーソルを合わせた場合、自動的にその小節の先頭に合わせられます。
「開始位置▶」が決まったら「次へ」をタップし「終了位置」の設定画面へ遷移させます。
コピー範囲の終了位置にカーソルを合わせます。
この時「終了位置▶」と表示されている位置が、小節を削除する範囲の最後になります。
「終了位置▶」は小節の最後にしか置けません。
もしも小節の途中を選択した場合、その小節の最後に自動的に補正されます。
「終了位置▶」が決まったら「次へ」をタップして「挿入位置」の設定画面へ遷移させます。
挿入したい位置をタップして「挿入位置」を設定します。
この時、画面上「挿入位置▶」と表示されている位置が、実際に小節を挿入位置になります。
「挿入位置▶」は、小節と先頭にしか置けません。
もしも小節の先頭以外にカーソルを合わせた場合、自動的にその小節の先頭に合わせられます。
挿入位置が設定できたら「次へ」をタップして対象選択画面へ遷移させます。
コピーしたい対象を選択して「実行」をタップします。
要素のコピー時に数秒間、画面がロックされたままになる場合があります。
(補足)
複数の小節をまたがる「コード」の途中に「開始位置▶」「終了位置▶」「挿入位置▶」を置くことはできません。
「開始位置▶」「終了位置▶」「挿入位置▶」が「コード」の開始位置、終了位置と一致するようにしてください。
要素を移動
「要素を移動」機能は、小節はそのままで「コピー・貼り付け」と「要素を削除」を一括で行う機能です。
(「コピー・貼り付け」⇒「要素を削除」と2段階で操作しても結果は変わりません。)
「フレーズ」の開始位置をずらすといったような細かな要素移動を行う場合に使います。
具体的な利用方法を説明します。
まず移動したい範囲の先頭をタップして、カーソルを合わせます。
「開始位置▶」と表示されている箇所が、移動させる範囲の開始位置です。
「開始位置▶」が設定できたら「次へ」をタップして「終了位置」の選択画面へ遷移します。
移動させたい範囲の終了位置に「カーソル」を合わせて終了位置を決めます。
「終了位置▶」と表示されている位置が、移動範囲の終了位置になります。
終了位置が設定できたら「次へ」をタップし、移動位置の設定画面へ遷移させます。
移動させたい位置に「カーソル」を合わせます。
「移動位置▶」と書かれた位置が移動先の位置になります。
「移動位置▶」が設定できたら「次へ」をタップし、要素選択画面へ遷移させます。
移動対象要素を選択します。
今回は「音符」だけ移動したいので「メロディー」以外をタップして、対象から外します。
対象が選択できたら「実行」をタップして要素の移動を実行します。
要素移動時に数秒間画面がロックされたままになる場合があります。
(補足)
対象に選択された要素で、移動先にある要素は削除されます。
(補足)
移動対象に「コード」を含む場合「コード」の途中に「開始位置▶」「終了位置▶」「移動位置▶」を置くことはできません。
「開始位置▶」「終了位置▶」「移動位置▶」が「コード」の開始位置、終了位置と一致するようにしてください。
補足
以上が「一括編集」の機能の説明になります。
ここまで説明してきたとおり、手順の随所で「カーソル」の移動を行います。
「カーソル」の移動は楽譜上で移動したい位置をタップする以外に「カーソル移動ボタン」を使うやり方もあります。
カーソル移動ボタンの使い方は下記を参照してください。