概要
「キー」とは、日本語では「調」と呼ばれ、ドレミファソラシドといった体系化された音階のセットの事です。
その「キー」の構成音を使ってメロディーおよび和音を作成すると曲としてのまとまりが出てきます。
ほとんどの曲が何らかの「キー」を基準に、その「メロディー」「コード」が構成されています。
「コード進行」もキーごとに展開されていきます。
様々な「キー」がありますが「Meloko」では「長調=メジャースケール」と「短調」の中の「ナチュラルマイナースケール」を扱います。
メジャースケール
構成する各音間の音程差が
全音–全音–半音–全音–全音–全音–半音
と並んでいる音階を「メジャースケール」と言い、日本語では「長調」と言います。
このように「C(ド)」の音から
全音–全音–半音–全音–全音–全音–半音
の音階を作った場合、これを
Cメジャー
と言います。
(補足)
コード表記では、ドレミファソラシドではなく、C、D、E、Fといったアルファベットを使います。
ドレミファソラシドとの対応は以下のようになっています。
Cから次のCまでの間に12個の音がありますので、どの音を基準にメジャースケールを作るかによって、12のメジャースケールが存在しています。
全部挙げると、以下のようになります。
Cメジャー
D♭メジャー
Dメジャー
E♭メジャー
Eメジャー
Fメジャー
G♭メジャー
Gメジャー
A♭メジャー
Aメジャー
B♭メジャー
Bメジャー
マイナースケール
構成音間の音程の差が
全音–半音–全音–全音–半音–全音–全音
と並んでいる音階を「ナチュラルマイナースケール」と言い、日本語では「短調」と言います。
このように「A(ラ)」の音を起点に
全音–半音–全音–全音–半音–全音–全音
を作る「ナチュラルマイナースケール」を
Aマイナー
と言います。
Aから次のAまでの間に12個の音がありますので、12個のナチュラルマイナースケールが存在しています。
全部挙げると、以下のようになります。
Aマイナー
B♭マイナー
Bマイナー
Cマイナー
C#マイナー
Dマイナー
E♭マイナー
Eマイナー
Fマイナー
F#マイナー
Gマイナー
G#マイナー
補足
作曲工程においても、ほとんどのケースで何らかの「キー」を決め、この「キー」の構成音を元にメロディー、和音をあてはめていくことになります。
「コード進行」は、先人達が体系化してくれた「作曲」における協力な武器ですが、その「コード進行」も「キー」を基準に展開していきます。
コード進行を用いた作曲方法については、「コード進行作曲法」を参照してください。
またMelokoで「キー」を変更する方法は「キーの変更方法」ページを参照してください。